デジタルアーカイブス

第12話 百度石に刻まれた教え(徳島県徳島市)

1861年(文久元年)9月に建立された,徳島市沖洲地区の蛭子神社にある百度石.この石碑には安政南海地震時の教訓が刻まれており,自然災害伝承碑に登録されるなど,非常に歴史的価値の高いものとなっています.しかし建立から150年が建ち,教訓の書かれている3面のうち2面はすでに剥離,もう1面もいつ剥がれ落ちもおかしくない状況でした.地元の方のお声かけにより徳島市の職員さんが修繕をしてくださることになり,そのときの百度石の修繕の様子を撮影させていただきました.修繕日は2021年8月27日で,建立した1861年9月からちょうど150周年目のことでした.

撮影日:令和3年9月


第8話 水防の知恵が産業にまで!!日本一の水防竹林(徳島県美馬市)

吉野川流域の水防竹林は,洪水を防ぐだけでなく,その景観も日本一と称されるものでした.また,竹を原料に傘や釣り竿,工芸品等の産業にまで発展していました.現在でも,美馬市にある美馬和傘製作集団が伝統を守るべく,和傘を製造されています.今回は美馬和傘製作集団の材料製造担当 住友聡さんに美馬の和傘についてお話を伺ってきました!見るだけではわからない,色々な工夫が施されていて,まさしく芸術作品です.

撮影日:令和3年7月


第22話 地盤沈下の苦しみ(徳島県阿南市)

第22話の題材となった「恐怖の大津波(鵠津波を語り継ぐ会,平成15年)」で,昭和南海地震の証言をされた岡部文さん(大正13年生まれ 令和3年5月現在 97歳)の回顧録になります.橘公民館鵠分館 分館長の山本正弘氏にご協力いただき,当時の様子をカメラの前で語っていただきました.またそのお話を基に紙芝居を作成し,阿南市の橘小学校で防災学習を実施しました(防災学習の様子はこちら).

撮影日:令和3年5月