地域の木材を使って家を復旧
永正9年(1512年),徳島県海部郡にある宍喰浦を大津波が襲いました.
津波により宍喰浦中が残らず流出し,死者3,700余名に対し,助かった者は1,500余名ととても大きな被害でした.
生き残った住民は,古くから宍喰浦の東の海辺にあった大松原の松を切り払い,ほかの山や林も切り払うことで,自分たちが住む家や神社やお寺の再建材料にしました.約500日間で1,805軒を建て直すことができました.
東日本大震災でも地域の木材を使った仮設住宅が多く建てられ,まちや被災者の生活のスムーズな再建に役立ちました.
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