住民による根気強い堤防修理
昭和25年,キジア台風と呼ばれる大型の台風によって,愛媛県西条市を流れる広江川口の海岸堤防が決壊してしまいました.決壊した堤防から海水がどんどん流入し,街中に流れ込んで,家々に浸水し始めました.
堤防からの浸水を阻止するために,消防団員を中心としてまちの女性や子供に至るまで総動員して土のうを投げ込みました.しかし,何度やっても積み上げた土のうは波の力によっては壊されてしまい,住民は諦めかけていましたが,四度目にしてようやく波の侵入を防ぐことができました.
住民の諦めない心が被害を最小限に抑えることができた要因の一つと言えます.
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